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まず、相手のニーズを満たす第一の責任は、その人本人にあるのであって、あなたの責任ではないと確認すること。
自分と相手とを別個の、同等の人格として見ることだ。
お互いの違いを尊重し、相手の問題は相手のものと割り切って、はじめてほんとうに助けになれると認識すること。
そういう態度をとれば、あなたが相手を尊重しており、また、その人が自分で決断を下し、その結果に責任をもてるよう配慮しているのだと、相手にもはっきり伝わるだろう。
ほんとうに大事に思っているからこそ、何も手を出さないで、相手が自分で行動する意味を一貫して体験するよう応援しているといえる。
人の役に立つためのカギは、相手の悩みを解消しようと思うことから身を引く意志と、それが実行できるかどうかにある。
といっても、友達に背を向けるとか、話を聞いてやるな、ということではない。
感情的に距離をおけとか、相手があなたをいちばん必要としていても、いいかげんにかかわれとか、まったく関係を断つようにいっているのでもない。
要は、他人の生活に責任をもつな、という相手の問題から自分を切り離すとは、ちょうどつかんでいたものを手放すようなものだ。
もうアドバイスしないが、それでも気にはかけている、という態度をとるようになる。
そのためには、人の問題に出合ったらすぐに立ち止まって、こんなふうに言うといい。
これは私が解決すべき問題ではない。
私は引き受けない。
これは彼女が処理すべき問題だから、私は関与しない。
自分の手で問題を解決するよさを相手から奪うつもりはない。
もしアドバイスをしたら、相手を尊重していないことになる。
ついアドバイスをしたくなるような状況が起きた瞬間に、思い出して繰り返すといいかもしれない。
また、家族や友人に、自分は身を引くことにしたと知らせるのも賢明だ。
心の一部にはあなたの問題を解決してあげたい気持ちがあるけど、そうすることはあなたにも私にもフェアじゃないって気づいたの。
これまではアドバイスすることで、人の足を引っ張っていたことがわかった。
きみのことが大好きだから、これからはもうやらない。
きみが大切だから、どうしろとは言えない。
さらにこうつけ加えてもいいだろう。
「あなたがどう処理したか、聞かせてほしい」と。
年長者か、賢者と見なされている人、医師や教師といった職業の人だと、定期的にアドバイスを求めてくる人がたくさんいるので、何も言わずにはいられない気持ちになるかもしれない。
私の場合はこんなふうに答えている。
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